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びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

福島県矢祭町での小さくても輝く自治体フォーラムへ


矢祭町の本
小さくても輝く自治体
 上記フォーラムに毛利県議と事務局の二人と参加。
 同町には全国の183の自治体から960人、町職や町民のボランティアも含めると1300人近くの人が集まり、会場は超満員であった。
 同町は平成の大合併が吹き荒れ、地方自治のあり方が大きく揺れだす平成13年に、全国で初めて、「合併しない宣言」をして全国に自立の町をアピールした。その後長野県の栄村や原村などで全国フォーラムを開催し今回が6回目となった。
 呼びかけ人になっている、町村長の中には清水澄原村長、伊藤喜平下条村長、岡庭一雄阿智村長、松島貞治泰阜村長などの各村長さんとともに、豪雪被害の対応で参加できなかったが、栄村の高橋彦芳村長さんも名前を連ねておられ、長野県の自立の町づくりは全国的にも特筆されている。特に懇親会で村長さんたちとのお話の中で、「長野県の自立の自治体にも援助をするということはとてもありがたかった、もっとアピールすべきだし続けてもらいたい」と話されたのは印象的であった。
 全大会の報告は、福島県泉崎村のいわゆる塩漬けの土地に住宅団地をつくったが、バブル崩壊の影響で不振の中村長になり、県からは国管理下になるべきだと勧告されたが、自主的再建を選択し、職員提案で300万円の通勤奨励金制度が決定され、東京など首都圏への通勤者を募って田舎暮らしをアピールし、また自らの賃金諸手当を削りながらも、借金の解消を飛躍的に進めている事例が報告され、「ピンチをチャンスに挑戦する同村の取り組みが報告された。「合併新法下の市町村合併促進策と矛盾の広がり」と題した京大の岡田友弘教授の講演もあり、地方交付税の解体に照準を合わせ、強いものをより強くする地方自治体攻撃が一段と激化させようとしていることへの警鐘がなされた。
 その後4分科会に分かれたが、どの分科会も長野県の自立自治体の報告や運営への取り組みのオンパレードであり、長野県のパワーを一段と感じさせた。
 懇親会では前述のごとく、各地からこられた首長さんや、議員諸氏と交流することができ、しかも地酒を持ち寄るということで話とともに盛り上がった。
 党の議員の参加も多かったが、無所属のみなさんも多数参加されており、私の宿泊先の部屋では群馬県の無所属議員さんと同部屋させていただいたが、地方自治を守ることで、党議員の学習はすごい、教えられていると語られた。宿舎までのバスでも同様に他県のみなさんからも言われ、共同の営みも着実に歩み始めていることを実感させられた。
 あと特筆したいのは、やはり元気あふれる矢祭町の町長さんはじめ職員(ほぼ全員がボランティアで迎えていただいた)のみなさんそして300人とも言われる地元町民のみなさんが甘酒やお茶や懇親会のお料理のサービス、物産販売など生き生きとまさしく輝いている様子である。町長さんとお話させていただいたが、先の議会では全会一致で「矢祭町自治基本条例」を議決、この元旦から施行しているが、「元気な子供の声の聞こえる町づくり」基本に出産奨励金を第1、2子で50万円、3子で100万円、4子150万円、5子で200万円と、人口増のための大胆な施策を打ち出し、「法令を以って命令されない限り合併せず、自主独立の道を歩むものである」とする同条例は自治の基本を町作り、それには次世代の育成に力をいれようとしているものである。同条例には町執行部と職員の責務で「来るべき団塊の世代の定年退職にも不補充で臨み・・」とあり「この明記には異論はなかったのですか」と尋ねたが根本町長さんは「前文私が草案し、自立のための取り組みとして書いた」といわれた。青年層雇用の向上では一考を要すると思うが、その一方で町長は「第二役場構想」として高齢者(町職退職者など)による町行政の補完方法を低コストでおこなおうとしている構想を語られた。この会場で一足先に販売された「元気な子どもの声が聞こえる町をつくる」とした書籍に詳細が書かれており、購入して読んでいるところ。