びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

島根県益田川ダム、奈良県大滝ダムの視察


益田川ダム17、18日と上記の二つのダムの視察に党県議団と党長野市議団と向かった。
まず、ダムの常用洪水吐が河床にある(いわゆる穴あき)島根県の益田川ダム。

 17日羽田から朝一番の飛行機で萩・石見空港に行き益田市にある県土整備事務所で概要の説明を受ける。計画高水流量毎秒950㎥のうち380㎥をカットするのだが、河床部に3.4×4.45mの常用洪水吐、いわゆるスリットが二門開いている。平常時には水は貯めず、洪水時にのみ貯まる治水専用ダムであるという。重力式コンクリートダムで、堤高48m、堤頂長169m、堤体積10.64万㎥、総貯水量675万㎥、基礎地質は安山岩であるという。過去数回の洪水災害に見舞われ、全体事業費は294億円、ダム本体は52.4億円、上流部の笹倉ダムの改良が約13億円その他が付け替え道路や周辺環境整備などに使われている。
 長野県の浅川に想定されている穴あきダムの穴は1.1メートル四方で一本だということだが、断面積の比で25倍の違いがある。しかも益田川ダムの穴は広くて短い(約38.8メートル、浅川はその倍の66メートル)、益田川では40分の1スケールでのモデルで実験をおこなって決めてきているそうだが、浅川で想定している穴はいわば「ストロー」のようなものである、ここに流下してくる瓦礫(もろい裾花凝灰岩)や流木が詰ってしまえば使い物にならない「穴あき」ダムになるのではないか?益田川では常用洪水吐の決定の経過とこれが2門つくられることになったことなどを後から資料として送っていただくことになった。また、使うコンクリート量も浅川が倍なのに、貯水量は1/6ということもどんな計算にも基いていることなのか?疑問は尽きない。上流部の笹倉ダムも視察し、その足で18日の視察先の奈良県の大滝ダムの視察のために列車を乗り継ぎ夕方に宿泊先の奈良県橿原神宮に着いた。
 国土研の先生にも同行していただき、コメントも頂きながら、夜は長野市議団とともに懇談して翌日の大滝ダムの視察に備えた。