びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

医師を増やし、地域医療守ろう!12・8県民のつどい


12.8つどい28日、信州大学医学部、旭総合研究棟大講義室にて上記のつどいが開催された。医師不足、産科医療問題についてずっと取り組んできているわが団からは6人が参加した。

 開会あいさつに準備会代表として束原進(民医連 長野中央病院長)先生が、民医連の医師部会の学習会で行おうとしたが、全県全国的な医師不足が大問題な中、多くの県民にもその実態を知り、どう解決していくべきかを考える機会として、県内の医師会をはじめとして、病院、医院などとともに、自治体首長にも呼びかけ多くの賛同をいただき、この問題の深刻さを連帯しあって解決させていかなくてはならないことなど語られた。また呼びかけ人代表として、飯田市立病院長の千賀侑先生からもあいさつがあった。
 その後の講演は埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏先生により、「医師不足と深刻化する地域医療崩壊」と題したパワーポイントでの解説が行われた。

本田先生講演 

 本田先生は外科医としても超多忙な中、全国各地年間90回を超える講演会を身を削りながら医師不足問題を訴えておられているという。 
 医師不足が政府の医療費抑制政策によってひきおこされ、多くのデータを用いて、医師の拡充が先進諸国から乖離してきている実態を告発された。
 勤務医の疲弊している実態と、「命の公共事業」である医療への財政支援、医師養成数を引き揚げることを強く訴えられた。
 日本の医師数はOECD加盟国中下から3番目、人口10万人あたり200人。OECD平均が300人でこの平均にするのには医師はあと14万人不足している。(日本では80代の医師もい指数にカウントされている!)このままでは2020年にはOECD中最低になる。日本はG7並みのGDPの10%くらいの医療費にしていかなくては大量の医療難民を生むことになる。先行して医療崩壊を招いた英国は現在、医学部、医師養成に力を入れだしているという。そして映画SiCKOを見てほしいと時折ブラックユーモアを交えながら訴えられた。

 その後シンポジウムとして、小林正明佐久穂町立千曲病院長、和食正久厚生連篠ノ井病院副院長、桑島昭文県衛生技監、倉石知恵美さん(地域で安心して子どもを生み育てることを望む会代表委員)信大医学部学生会委員長の村山恒峻さんによりそれぞれの立場からの医師不足への提言や現状の報告がなされた。
 また会場からは、産科医療が集約化されるはずの上田市の国立長野病院が、一昨日その病院の産科医師の派遣が引き揚げられ、出産取りやめが報道され、出産環境の整備を訴えられた。医療崩壊の深刻さがより一層露呈された。
 本田先生が「署名だけではだめ、この実態を知った人から行動を起こすこと」と語られた。

 終わりには松本協立病院小児科医師の鈴木直美先生により医師養成を増やすことや、勤務医が働き続けられるように診療報酬を増やすことなどを訴えた県民のつどいのアピールが採択され閉会した。


12.8つどい1
 本田先生のパワーポイントはデータも豊富で説得力があった。私も使っている同様のデータでもよりビジュアルに解説されていて、先生もCDを活用してくださいと言われていたので事務局に県議団にコピーを分けていただくようお願いした。第2会場にも参加者が入るなど、300人の参加者になったという。その後の懇親会も出たかったのだが、議会準備もあり、毛利、和田両県議とともに帰途についた。

12・8県民のつどい (これは高村議員に撮っていただいた)