びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

伝統工芸品展〜キューバの医療・教育・政治を学ぶ


伝統工芸展15日、松本市内の井上デパートで行なわれている伝統工芸品展の様子を見に行った。
 今議会の一般質問で取り上げたが、国、知事指定の伝統工芸品をめぐる状況は深刻なものがある。木曾漆器に携わる職工のみなさんにもまさに「農業と同じ状況」と言われる所以である。


伝統工芸展2 先日聞き取りで伺った内山紙のブースでは、家業を継がれいる阿部さんの息子さんが応対してくれ、しばし歓談。また松本家具のブースでも先日お話を伺った常務さんと写真を撮らせていただいた。
 
 木曾漆器南木曽の轆轤細工、飯山仏壇、上田や伊那駒ヶ根の紬の品々を見ながら、作者のお話をうかがうことができた。いくつかの小物を買いながら、出口のところで地元の洗馬焼の漆塗りのコーヒー茶碗を見つけてついつい購入。これは議会で使おうと思います。

 その後、塩尻に戻って、楢川で行なわれている、協立病院健康友の会の合宿に参加。後期高齢者医療制度の関連議案は県議会で可決されてしまったけれども、国会では野党4党が共同で同制度の白紙撤回法案を提出している。みんなで頑張って医療福祉をまもる街づくりをしましょうと挨拶させていただく。宿泊するので懇親会は夜遅くまで・・。


漆の木 16日は合宿会場から早朝ではあったが、地域の漆器屋さんを尋ねて、この間の議会での報告もしつつ、そのまま自宅に帰るも、すぐさま須坂市へ。(写真は偶然楢川内で見つけた漆の木)

 「地域で安心して子供を産み育てることができることを望む会」の総会が開かれ、その基調講演で「キューバの医療事情から見えてくるもの」と題した、県農業大学校教授の吉田太郎氏の講演が行なわれたのでぜひとも聞きたいと思い、次男を連れて向かった。(次男は長野市で自由行動でしたが)
 迷いながら30分遅れで到着。すでに高村議員が来ていた。


吉田氏講演
 同氏の著書「世界がキューバ医療を手本にするわけ」を読んであったので非常にわかりやすかったのだが、パワーポイントの資料はまた様々な示唆に富んでいた。
とくに気になったのは、教育がフィンランド同様にわかる子がわからない子を教え、(小学校は15人学級、中学校が20人学級だとか)しかもラテンアメリカの学力調査ではアルゼンチンの最高得点よりもキューバの最低得点が高いということ・・。

 競争でなく、共に学びあうことがわかる子にもわからない子にも相乗的な効果あるということ、フィンランド教育との共通項であるということ。
 
 その上にラテンアメリカ医科大学では貧しい国の青年を無償で医師養成し(なんと敵国の米国人も)、格差の拡大によって高等教育貧困層が受けられないことへの対応をと外国人に対しても手厚く行なっているという。
 また、1961年に非識字率23.6%という中、中一以上の文字の読み書きできる生徒はすべて学校を休んで教える側に回し、一気に非識字率を3.9%に下げるという偉業を成し遂げたこと。
 
 そしてこれは特に文盲率80%を超える農村に集中的に入り、農村の現実を直視した生徒たちが後の政府の高官や中枢に配置されることによって、教育と農業の大切さが国の重要施策の根幹を成しているという感動的な話も聞かせていただいた。

 高層ビル街の間にも都市型(有機)農業が行なわれ、自給率を飛躍的に伸ばしている。これらはどれも今の日本にも教訓的に取り入れならないのではないか?と感じた。

 時間がなく質問時間の途中で退席してしまったが、是非とも懇談もさせていただきたいと(以前から会派内で訴えていたのですが・・)思った。


上高井地方事務所 今まで知らされてこなかった遠い国の医療や教育の先進点を学び、少しでもこの国の医療・教育の充実に資するようにしなければ・・と、近くをよちよちと歩く(はいはいしている!)子どもたちを見ながら思いつつ、塩尻に戻った。
(写真は迷いながら到着した旧上高井地方事務所。クラシカルな建物!)