びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

映画「シッコ」を再度見ました

 30日、県保険医協会の主催で松本市で映画「シッコ」の上映会が総会を前に行なわれ参加した。
 無料ということもあり、これは「ラッキー!」と塩尻の後期高齢者医療制度を考える会を一緒にやってきているみなさんにも「是非見てほしい映画」と言ってきたこともあり、私も再度深めるために鑑賞。

 会場のブエナビスタはほぼ満員状態。私が昨年10月に映画館で見たときにはほんのポツポツだったことから見ても、来月、明日から始まろうとしている後期高齢者医療制度の問題点が明らかになる中での運動の高まりを築いてきていることを実感。

 国民皆保険のない米国を批判し、制度創設を訴えて運動したと言われるヒラリークリントンなど多くの国会議員らが実は製薬業者など医療産業・保険業者などに買収され、制度創設が阻止されてきたことに比し、社会保障を充実させているお隣のカナダ、イギリス、フランスそして「敵国」と言われるキューバのすすんだ医療を紹介している。

 ここで、国民皆保険があり、良質でありながらも、他国よりも低医療費であるのに日本の医療が紹介さていないのはなぜか?いろいろな報道をみると、米国の調査団で調査に来たヒラリーでさえも日本の入院医療は相部屋が基本であることから範疇外としたそうである。というエピソードがある。

 映画ではキューバの病院は相部屋であったようだが、患者のアメニティ、プライバシー保護からも考え方が日本のそれと国際的には大きな違いがあるようだ。(日本では相部屋でも差額ベッド料金を合法的に徴収できるまでになってしまっている!)

 やはり私は映画でのトニー・ベンの語りが印象的だと思うのだが、為政者は国民が知識と勇気を持ち、改革を唱えられることを恐れる。そのために国民の勇気を挫いたり、知るための教育の機会を奪おうとするというところ、教育も金が無ければ受けられづらく、健康に自信を持てないようにして勇気を挫くという言葉には説得力があると思う。
 そして国民にひたすら生きていくことに精一杯にさせ、政治に関心を持たせないようにするというくだりは私たちに警鐘を鳴らしている言葉だと思う。

 開会で保険医協会会長の鈴木先生は、野党4党が共同で後期高齢者医療制度の廃止法案を出している今、この映画を見て運動を拡げたいと語られた。良い機会を与えてくださったことに感謝して、私も塩尻で上映させたいんですが・・・などしばし歓談させていただいたが、この上映会が、欠陥だらけの後期高齢者医療制度の廃止につながるものとなるよう運動をいっそう強めたいと思いつつ塩尻に戻った。
 
 帰り際に、ちょうど映画鑑賞にきていたY先生(診療所長)に偶然お会いした。先生は「HMO(映画で取り上げられているアメリカの保険会社による医療制度)が日本が目指している医療だ」と話された。そんな医療にしてはなりませんね。と。