びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

日本科学者会議の地震と原発合同シンポへ


地震原発シンポ6日、日本科学者会議の災害問題研究委員会、エネルギー、原子力問題研究委員会、日本海委員会主催による、地震原発問題合同シンポジウム・・新潟県中越沖地震柏崎刈羽原発の安全性を検証すると題したシンポジウムが御茶ノ水の日大歯学部のキャンパスで開催され、石坂団長と参加した。

立石雅昭氏(新潟大学)・・「新潟県中越沖地震柏崎刈羽原発
舘野淳氏(元中央大)・・「柏崎刈羽原発地震災害の点検状況」
小林昭三氏(元新潟大教育学部)・・「柏崎刈羽原発震災記事からの教訓」
青柳長紀氏(元原研分会)・・「新耐震設計審査指針と立地審査指針の問題点」
の講演があった。

特に私たちはこの間、淺川ダム付近の地盤の危険性や活断層の影響等、地すべりの発生の問題を指摘してきているが、県は先の議会一般質問の答弁で公式に「絶対安全」と言い切っている。

今回の原発災害の検証は、「予期せぬ活断層地震による災害」といわれるが、この間、国・経産省は新耐震設計審査指針を78年に旧指針を作成し、兵庫県南部地震(95年)を期に見直しするも、度重なる大地震によって塗り替えられてきた。そして06年に新指針に改定されたが、浜岡原発が800ガルのものであったが、刈羽のそれは基礎版での振動を1000ガルとしてこれに耐えうる補強工事をすすめるという。(新基準地震動は2280ガル)しかし、ここにきて先日の岩手・宮城内陸地震は上下動3866ガル、三成分合成4022ガルなど地上設置型の加速度型強振計が2000から4000ガル対応型(世界初)のもに換装されていたために測定できたなど、予期せぬ地震の予期せぬ地震動が起きている。

このような後追いで大きな地震が起き、従来の耐震設計の基本を変えないために「残余のリスク」という表現を行い、予期せぬ地震災害等の問題を回避しようとする問題点が語られた。
具体的な対策は示されず、経済性に置き換えられ、「どんな時にも耐えられるものではない」と表明したものという。
しかし前述のごとく長野県は原発建設ではないが、「絶対安全」を公式に言い放っている。原子力問題では「絶対安全論」がJCO事件で「リスク回避論」になり、「残余のリスク」に置き換えられ、不可避を滲ませているが・・。

 科学に携わるみなさんのシンポだったが、私も、ダムなどの公共事業活断層、地すべりの危険性など地質構造の最新の知見に基づく説明責任について、国交省の取り組みはと質問したが、参加者からいろいろと説明をされ、また、あとで大学の研究室に連絡をくださいと何人もの学者から言われ、浅川のダム建設に対しても関心が高いことを感じた。
党の原発・エネルギー問題委員長の吉井英勝衆議院議員にもお会いすることができた。

全体的には専門用語も多く、非常に難解な部分もあったが、刈羽原発建設当時は故田中角栄氏が関与して地価を吊り上げ、地元への施設誘致等の利益誘導をはかってきた地元メディアのDVDも放映され、政治が基準を甘くし、利益誘導で選挙に利用するような構図が見え隠れするようことがあってはならないと思った。

帰りのあずさでは茅野・上諏訪間の大雨で2時間遅れてぐったり・・。