びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

奈良県の特別支援教育について視察


興福寺16日は奈良県立奈良西養護学校、県立盲学校・ろう学校、また県立筒井寮を視察した。
 県立西養護学校は、高校再編により、閉校になった旧富雄高等学校を改修して、エレベータ、プール、階段の段差の全面改良なども行い、今春開校されている。改修費用は8億9800万円の予算で、8億2800万円がかけられたという。プールの新設などと、エレベータは基礎から、そして各教室に水道設備や空調の設置などが大きな改修。

奈良県立西養護
 奈良県の高校再編は約40校のうち10校程度を再編したそうで、平成16年から20年で終了するというものであり、これでの閉校後の跡利用にも道を開いているものである。旧富雄高校は築25年ほどであり、このくらいの経年変化でのリフォームではほぼ新設の学校のようにみえた。

プール
その後の県立盲学校・ろう学校はそれぞれの学校がフェンスで仕切られているということで、校長以下管理職や給食厨房(県直)が共通にされている。

奈良県立盲・ろう学校
委員からは「社会にでれば盲ろう分け隔てがなのだから盲ろう学校の一体化はできないのか」と質問がされたが、校長は「盲ろうの同じ教室で学ぶことはできない。社会に出るからこそ、学校で基礎をきちいんと教育しなければならない」とはっきりと答えられた。私もそう思う。社会に出るためにはそのことも予測しながらも充実させた学習環境が保障されるべきであると思う。
その後、隣接する筒井寮という、盲ろう学校に通う児童生徒(低学年)の子どもたちの寮を視察した。京都と奈良にしかない施設らしいが、ここでは今年は盲の子どもさんは入寮していないが、やはり、委員から盲ろうの子どもたちが一緒で支障がないのかと質問が出された。寮長さんらは以前はすべて分けていたが、今は分け隔てなく、問題はないと説明された。これをもって質問した委員たちは障害の区分を隔てなくてもいいと言っていたが、ここは寮であり、特定の人間関係が形成され得る環境である。一方両学校の統合でほとんど不特定多数の中に放り込まれた場合、寮生活のようにはいかないと思う。安易な判断は禁物であると感じた。

 17日は三重県庁を訪れ、高校再編の取り組みを県
教委の担当者に伺った。
三重県では13年に14年から23年度をめどとした再編活性化計画を出して、一次(14年から16年)二次(17年から19年)三次(20年から23年)と区切って進めてきている。この中で、現在は3次計画に基づき、適正規模は学年3学級から8学級。1学年2学級以下の小規模校は協議会で活性化方策を検討。「定時制通信制のネットワーク」の拠点校を設置などとする基本計画のもとで進んでいる。
こうして高校の数は61校を54校へと再編を構想し、定通制については13校を11校というものであり、以前の長野県のようにいきなりの同時に一斉再編や、定通制の各通学区一校程度の多部制単位制高校への再編とは大きく異なっている点についてよく理解ができた。

三重県RDF発電所
 その後最後の視察地、以前RDF設備の爆発で問題となった、企業庁の三重ごみ固形燃料発電所を視察した。