びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

ポーランド大統領機墜落事故に思う

10日、ポーランドカチンスキー大統領ら高官を乗せた飛行機が墜落し、全員死亡するという事件が起きました。

大統領一行は、二次大戦下の1940年の春に旧ソ連軍がポーランド人将校2万人以上を虐殺し、ソ連領のスモレンスク郊外に埋めたという「カチンの森事件」の70周年追悼式典に参加するためだったといいます。
この事件は大戦中の43年にナチスドイツが大量の遺体の発見で発覚したのですが、ソ連は「ドイツの仕業」と主張し続け、ソ連の崩壊後の90年に情報の公開でゴルバチョフ大統領(当時)がソ連の責任を認めました。
歴代ポーランド首脳は「社会主義」体制下でのソ連との関係を維持するために犯罪を擁護してきた疑惑に、その後訴追されたそうですが、中世以来、隣国からの幾度もの侵略を受け翻弄されてきたポーランドは、二次大戦ではドイツの侵略、ソ連の進攻で終戦後も事実上の従属国扱いされてきました。
一昨年、私はポーランドアウシュビッツを訪れた際、「カチンの森事件」での犠牲者の慰霊碑も見学しました。当時はよく知らなくて、一緒に行った歴教協の高校世界史の先生に説明いただいたのですが、今回の事件でまた良くわかりました。
今、沖縄の普天間基地の米軍基地の移設問題でも、従属国扱いの米国の態度にこれを是として基地を占拠し続ける米軍に対して「代替地」探しに奔走する歴代内閣や鳩山首相の忠誠ぶりは、このカチンの森事件をみても、一体誰ための政治なのかが問われるものと思います。
軍事同盟やこれに加盟する国々が地球上からどんどん無くなる中で、軍事力に頼る外交は終焉を迎えつつあります。7月の参議院選挙では基地や軍事同盟のない日本をつくるためにも大切な選挙であると思います。