びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

点字図書館視察、広沢里枝子さんと懇談・・障害者にやさしい街づくりを・・

14日は県議団で上田市点字図書館の状況を視察し、視覚障害者でSBCでも活躍している長野大学の講師の広沢里枝子さんを訪ねて、視覚障害者の状況と住み易い街づくりなどについて懇談させていただきました。
点字図書館は「長野県上田点字図書館」といい、点字図書の作成(48000冊の蔵書)とCD図書の作成と貸し出しを全国に行っています。多くのボランティアによって支えられ、点訳奉仕者とデイジー編集者(点字に書き換えたり、共通のMP3での録音を行い、インターネットでの配信も行っているデイジー録音図書の作成)など、養成もおこない(点訳は10年はかかるといいます)、視覚障害者への支援を行う施設として重要な施設です。

ところで「長野県」といいますが、この施設の利用者は登録者では300人以上いるのですが、内上田市は30人、県内は138人といい、県外は約200人といいます。しかも運営は職員は上田市からの派遣で運営費用は上田市が土地を提供して約1000万円、県からは身障協を介して2000万円程度といいます。全国、全県を対象にした施設として、上田市におんぶにだっこ状態である問題点があります。県の運ネイする施設としていっそう充実させるべきであることなど、視覚障害者団体の方やボランティアグループのみなさんからもはっきりと語られ、また、盲学校への入学者数は減少している中、県は盲学校の再編統合を計画するが、中途失明者が急増している中でむしろ総合的に視覚障害者への福祉施策としての拡充が必要であることなども話になりました。


その後、昼食時に時間を割いていただいた視覚障害者でSBCラジオでのパーソナリティとして活躍されている広沢里枝子さんを東御市に訪ねました。
視覚障害者の方々、情報バリアフリーについて、国機関のホームページでも90%は視覚障害者に対応していないことや、千葉県で整備された障害者差別禁止条例についてなど問題を提起していただきました。
私も知らなかったのですが、視覚障害者の方々は銀行でお金の出し入れが非常に困難であり、ヘルパーではダメで、銀行側の協力が必須であり、このことが千葉県内ではすすめられているそうです。人のプライバシーに関わり、財産の管理については銀行員の協力が欠かせません。今後同様の条例が北海道や愛知、神奈川などでも準備がすすんでいるというものです。

また盲導犬については、貸与制であることは知っていましたが、病気になったときの犬の医療費がかさむ問題等もお話いただき、どんどんと過疎化で人が少なくなり、みんなが歩けない街づくりがされてしまい、視覚障害の方々は迷子になったときに助けも呼べない状況になっていること、公共交通機関とあいまってこそデマンド交通が生きてくるのに、公共交通機関が次々となくなってしまい不便な街になってしまっていることなど、街づくりの観点が安心して歩ける街づくりをすること、障害者が歩きやすい街は健常者も歩きやすい街であることなど有意義なお話を聞かせていただく機会となりました。