びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

スウェーデンにおける電磁波過敏症の現状と政策・・・トンデル博士講演会へ

5日、上記講演会を聴講に大阪の弁天町市民学習センターに行きました。

電磁波過敏症は80年代から世界的に言われるようになり、これへの対処として先進的なスウェーデンではこうした患者さんへの保険医療が実施されているといいます。その現場でスウェーデン国立厚生衛生局の(日本でいう厚労省あたりか?)職員としてもまた、ヨテボリ大学サーレンスカ病院の医師として診療しているマーチン・トンデル博士が韓国での疫学の国際会議の機会にあわせて来日しての講演で興味深く聞くことができました。


興味深いのはスウェーデンでも電磁波過敏症(EHS)という診断名はWHOが認定していない中では症状はあるが、病名にはなっていないといいますが、国はNPO団体や診療への支援を行っているという現実的な対応をしているといいます。


日本からの事例発表では沖縄県での高層マンションに居住した医師でもある方から最上階に作られた携帯電話基地局によるものと思われる健康被害についてマンション住民の団結でアンテナの撤去にこぎつけた例も報告されました。撤去後の健康被害の改善等の報告もあったのですが、トンデル博士からはそれが本当に中継局が原因なのかということでは決定着けることができないということも語られ慎重な対応には感心(?)しました。
私は今県内でのリニア中央新幹線の建設についてあまりにも、電磁波による健康障害についてふれられず、車内ではシールドされているから大丈夫という、これで納得できるかと思うのですが、それにしても公開された説得材料があまりにも乏しいと思っています。


ことからも、未確立の技術、発展途上であると思っているのですが、スウェーデンでは高周波の電磁波よりも低周波に重きを置いている感がしました。同国のカロリンスカ研究所が以前低周波高圧電線による電磁波障害をいい、保育園や学校・病院を電線から避けるように国の政策展開をさせ、WHOからの小児白血病の発症についての報告がなされたことなどは重要と思うのですが・・・

以前塩尻市内小学校のシックスクール問題では地元医師にもシックハウスの認識はまだなくてアレルギーの専門医に来ていただくなどして、結局、化学物質化敏症(CS)についても学んだり、実際そうした症状の児童も見受けられたりもしたが、電磁波についてもまだ検証の途上であって、当事者にとっては非常に辛い状況が続いているのだと思います。未解明な点についてのいっそうの解明への支援が必要です。