びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

第一回不登校を考える県民のつどいへ参加

11、12日と塩尻の総合教育センターで開催された上記の集いに参加しました。11日は行事だらけだったので12日のみになってしまいましたが、昨年も塩尻で講演いただいた教育評論家の尾木直樹さんの「支えあって生きる」と題した講演を聴くことができました。
尾木さんは日本の教育が江戸末期の状態、元にもどすには100年はかかると言い切った。日本の遅れとして体罰を容認する人が諸外国に比して圧倒的に多く、大人と子どもの関係が前近代的であり、国連からも3度も勧告をされている唯一の国であることや、教育に金がかかりすぎていること、「教育こそ国家にとってもライフライン」であり、諸外国では高校も大学も無償であり、「未来への投資」というフィンランドの29歳の文部大臣ヘイノネンが94年に言って二年後には世界トップになったことも、教育にどの国も力を入れており、ただ日本だけが取り残されてしまっている状態にあるといいます。
教育予算のGDP比5.2%(OECD平均)、ヨーロッパ5.3%、日本は3.4%ということからも歴然。またいい高校大学を出ても就職できず、日本の大企業は優秀な外国人を採用しており、しかも国際的にも日本の大学は世界の大学との単位互換ができない国であり、一段と遅れている現状にも驚きました。
国際社会は「教え」ではなく「学び」へと転換しているのに日本は相変わらず「教え」であり、学ぶ主体としての子どもをどう支援していくかが欠けている。それは学級の定数が非常に大きいことからも30人規模学級編成が求められているということは明らかです。そこにきて、私も注目しているのですが、北大の伝田医師のグループによる文科省調査での子どもの「うつ」が多いことも触れられ、よりいっそうきめ細かな教育体制が必要になっていること等が語られました。あっという間に90分の時間が過ぎ、講演時間も超過されました。

昨年は質問があって楽屋へご挨拶させていただき、後日メールしたら直ぐに返事をいただきとても丁寧な対応に驚きましたが、また質問してみようかなと思いました。

さて肝心の不登校問題ですが、講演後のまとめの会議では先日の分科会の報告がされ、感じたのはやはり不登校になる原因というのが実に多様化していてこれが原因だということがいえないこと、また不登校の約3割が発達障害を持つ傾向があるということからも、精神科医・スクールカウンセラーのいっそう配置の強化が重要であると感じました。
一昨年フィンランドの小中学校へ行ったときには、常時精神科医師やカウンセラーが複数いたことからもこの面の拡充は必至であると思いました。