びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

ここは前線基地?レーダー基地とアリランの碑にこめられた思い・・宮古島にて

f:id:biz-m:20160816122437j:image8日の午後はさらに西方に飛んで宮古島の調査に向かいました。

f:id:biz-m:20160816122547j:image宮古島に着くと現地の党の上里樹(うえさと たつる)市議に案内をお願いして島内の戦跡や基地関係の施設をまわりました。

f:id:biz-m:20160816122510j:image沖縄は辺野古新基地建設、高江のヘリパッド建設の問題がクローズアップされているのですが、ここ宮古島には陸自ミサイル部隊配備計画がもちあがって大問題となっています。

f:id:biz-m:20160816122622j:imageまずは、航空自衛隊宮古島駐屯基地をみましたが、09年突然この基地内にレーダー施設が次々と作られており、建設途中のものも見受けられました。

そればかりか防衛省はミサイル部隊(800人)の配備を計画し、予定地である大福牧場や千代田カントリークラブ等に20から40haの基地にするというものです。

しかも、計画地の地価には宮古島の「地下ダム」といわれる飲料水と農業用水に使える水源に隣接、地上部に計画されっており、水源の汚染は大問題です。

f:id:biz-m:20160816122637j:imagef:id:biz-m:20160816191002j:imageここの地層図まで詳細な資料をいただきましたが、宮古島珊瑚礁の環礁をもち平坦で高い山がなく、したがって河川がほとんど無い典型的な沖縄の島なのですが、北西から南東にかけていく筋もの活断層宮古島断層帯―野原断層系、与那原断層系等)があり、その東側が崩れ落ち下部の不透水性の島尻層群泥岩との間に雨による地下水を大量に(毎時2.4万tも)溜め込んでいるといいます。農水省事業でもここの地下ダムは貴重な水資源として支援が行われているそうです。しかも石灰岩層からの水です。良質なミネラルウォータは蒸発すると白く残るといい、天然カルシウムの豊富な水として価値が高いわけです。

f:id:biz-m:20160816122952j:imagef:id:biz-m:20160816123026j:imageここで実は私は今、塩尻で問題になっている東山の産廃処分場計画地の地下地質構造も非常によく似ており、活断層によって落ちた側に地下水が大量にたまっていること、それも古代の珊瑚による石灰岩層からの良質なミネラルウォータや石灰岩の産出もおこなっていた等もはるか3000キロも離れたところでも同じ仕組みで水の供給がなされているとは!驚きです。

f:id:biz-m:20160816123052j:imageこのようなところに軍事基地の設置計画は尖閣諸島沖での中国の侵犯が拍車をかけていることは明らかです。地元でも水瓶を守る世論もあり、市長は「陸上自衛隊駐屯施設等の大型工事を伴う施設整備については認められない」といい、自衛隊側は今でもあきらめず、同島での配備を画策しているといいます。

 

f:id:biz-m:20160816122730j:imagef:id:biz-m:20160816122805j:image宮古島ではこうした軍事的な施設とともに、先の大戦での戦跡ともいえる施設のひとつ「アリランの碑」を視察しました。従軍慰安婦による慰安所のあった(17カ所はあったとされる)記録として、戦後米軍から現在自衛隊に払い下げ?されたレーダー基地施設と化している場所から程無いふもとにひっそりと「女たちへ」と12の言語に訳された碑文とともに建立されていました。

f:id:biz-m:20160816122835j:imagef:id:biz-m:20160816122917j:image「アジア・太平洋戦争当時、この近くに慰安所があり、朝鮮から連れてこられた女性たちが(遠くの井戸で洗濯した帰りに)、祈念碑のある場所(当時は大きな木陰があったそうです)で休んでいた。女性たちはみな綺麗な方たちで、アリランの歌をよく歌って教えてくれたこと等を記憶している。悲惨な戦争を二度と起こさないために、世界の平和共存の想いをこめ、この碑を後世に伝えたい」と2008年9月7日に建立しました。終戦時小5で現在83歳になる建立者の与那覇博敏さんも偶然碑のそうじに来たところをお逢いできて懇談。この碑文にこめられた思いをしっかりとお話いただきました。f:id:biz-m:20160816135256j:image