びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

どう変わる?高校の未来と高校生の学び・・・パネルディスカッションに参加

f:id:biz-m:20170122125629j:image21日は塩尻市内で”どう変わる?高校の未来と高校生の学び”とのパネルディスカッションが開かれ参加しました。

今、県教委が進める第二期高校再編「学びの改革」について、その内容と問題点についてなどを教職員、保護者、自治体のみなさんと共有して、みんなが望む高校を話し合う集会です。

長野県の教育を考える会主催で、開会挨拶の細尾高教組委員長、話題提起として県教組からのパワポによる説明にもありましたが、教育委員会制度が改悪され、首長の権限が強化され、教育への政治の介入の問題、また県の「学びの改革」は少子化問題に便乗して合理化と統廃合を推し進めるように、多様な課程の高校を作り変えていこうとしています。立地によって都市部校と中山間地校に大きく分け、これが進学型学校とキャリア型学校(就業に特化型)にわけていき、小・中の生徒にさらなる受験競争と地域への影響を生じさせていくことになりかねません。

昨年度議会に戻り、議会の文教委員をやっていますが、人格の形成という教育の目的が、社会や企業に「望まれる人材育成」へと大きく変貌させられようとしていることにとても違和感を覚えています。

 

そんな中で長野大の久保木教授がコーディネータをされて、パネリストに教職員、保護者、自治体職員の皆さん、さらに10年前に第一期高校再編時に全県の高校生集会を開催した、当時の実行委員長として奮闘された瀧澤さん(第1回)、西永さん(第2回)のお二人が参加されました。

 

高校現場の様子も多忙すぎて十分な論議がされていないこと、また現場以上に県民や当事者である高生等にも知られていないことなどが上げられました。

今回の再編基準が学校規模で都市部高校が8学級が理想的と示され、下限を5学級としている。第一期再編での理想数は5.5学級であったものが大規模編成の案が突如出されていること、15年の高等学校の将来像に関する県民アンケートでも1つの高校で1学年の適当と思うう生徒数のアンケートでも3-4学級と5-6学級で合わせて80%を占めているのにもかかわらず、「8学級」と根拠も示さず出されている。

また、今回は(全校生徒が520人以下2年連続で再編対象となり、統合か募集停止という路線が敷かれているこおであり、5学級になれば将来のあり方を検討すると、今後も少子化にすすむので自動的に再編がおこなわれる仕組みとなっているなど「怖い」内容となっていると指摘。

都市部高校と中山間地高校というわけ方も机上の数の操作をしているとしか思えない。教育内容が立地する場で分類され、これは教育の機会均等が保障されなくなる危惧がある。子どもたちの教育をこうした尺度ではかるべきではなく、私たちが求める他県でも導入されている40人未満クラスの学級編成は、中学まで不登校だったとか特別支援学級等に通う生徒の7割が高校に進学する現在、一クラスの生徒数を減らした教育を保障させることは急務であると思います。

f:id:biz-m:20170122125646j:image県教委はこの学びの改革 基本構想のパブコメは昨年末の約1ヶ月間でとり、3月までに策定を行う予定で、10月には実施方針案を発表していくといいます。どうみても県民には知らされておらず拙速です。

「知らないところで物事が決まることに対し、当事伊那北高校の文化祭に田中知事(当時)を招いての討論会で、全県の高校生集会を企画することになったお二人の話は、特に目を見張り懐かしくも聞き入りました。

私の当時のブログにも毎回の議会や委員会で高校再編問題を取り上げ、その中で私も2回目(06年2月)の諏訪市での高校生集会に出たことを記載しています。

今回、瀧澤さんは「社会・コミュニティに自分が言って、それで変わっていくという成功体験が無い(反映されない)人たちが大人になっていく」ことに警鐘を鳴らしていました。高校生集会(05年10月)での経験が今新聞記者としての土壌にもなっているとのお話や、その後引き継いで2回目の高校生集会で実行委員長された西永さんは今や高校教師!になられ、その経験が教員を選ぶことや今、生徒会の担当者としてあたられているとのお話もあり、しっかりとあの時の全県集会を企画し、当事者の声を反映させてきた話をお聞きし、今も生きづいているんだなと感じました。

休憩時間にお二人と話をさせてていただきましたが、高校生集会に参加したことや、超党派の県議と高校生の意見交換会(05年12月)の話など、パネル懐かしい話で記憶が蘇ってきました。当時の県庁・県議会には熱心な県民が足繁く県庁に通われ、特に県議らのブログ(今ならSNS)などの発信をしてくれる方がいたのですが、その人から私の記録も高校生の皆さんに配信されていたということを今日知りました。

そうした生徒さんたちが、素晴らしい大人になられて活躍されていることを嬉しく思うのと同時に、この問題についてもっと当事者としての県民や高校生・子どもたちに知らせていく重要性も強く感じました。