びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

11月県議会で一般質問

f:id:biz-m:20171204003716j:image1日、県議会で一般質問に立ちました。今回は時間が19分ということから。当初3項目(自然エネルギー、教職員の長時間労働、種子法廃止問題)にしていましたが、増えて6項目になりました。

自然エネルギーは①地熱発電の推進について、②信州Fpowerに、③県職員の働きかた ④教員の長時間労働 ⑤学びの改革(いつのまにか高校教育の問題に限局された)⑥種子法廃止について

に広がりました。

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地熱発電は世界3位のエネルギーを保有しながら日本は70年代に原発にシフトしたために自給できるこの膨大なエネルギーを無視してきました。今回は大分県岩手県での事例を紹介しつつ、環境省データで53度~120度の地熱資源を国内2位のエネルギーを保有している長野県でのバイナリー発電の取り組みを求めました。現在地下熱源を活用したバイナリー発電は県内では高山村での温泉旅館の1か所のみですが、実はこれも権利の譲渡で稼働していないので、最初から良い答弁は期待しなかったのですが、焼岳の岐阜県側ではすでにスタートしているバイナリー発電ですから、長野県が火山に囲まれていることからも、脱原発地産地消エネルギーとして注目していこうという意味で取り上げました。

また、信州Fpower問題は、有識者自然エネルギー財団、NEDO農林中金研究所等)では燃料とする未利用材の不足が近年中に起きることを示唆しており、現状の製材用材も不足している現状から、14500㌗の発電は計画の変更をして、床材(県議団は家屋1軒分の材木の供給ができるよう求めている)の供給を軌道に乗せるよう求めました。材の供給はNEDOデータでは県内すべてから供給しても年間1万トン程度(乾燥重量)とされており、この施設に製材用10.5万トン/年、燃料用で10万トン/年というのは余りにも過大評価であるということ。またこの施設にまたこの事業の決算は一企業の問題だから(林務部長)と出されいことからも、私はこの事業の4半期の運営状況も求めつつ、発電事業と製材事業のうち製材事業を先ず安定稼働させるべきであることを求めました。しかし、林務部長はこのままでの運用をすすめると答弁しましたが、地域の林業関係者からは「とても賄いきれない」と異口同音に話されています。

県職員の働きかたについては党県議団に県職員の方からパワハラなどの相談が寄せられ、同様の思いを持たれている県職員の皆さんに、職場を変えていくことを呼びかける意味で取り上げました。

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また、教員の長時間労働の改善では、2月の文教委員会でも取り上げましたが、教員の80時間という過労死ラインを超える長時間労働が行われていても、超勤手当は月給の4%の調整手当ということ。これは一日20分程度の残業に相当するのですが、正当な労働時間の評価をするよう、国に法(給特法)改正と定数の是正を行うことを求めました。

長野県の「学びの改革」がいつの間にか高校の問題に矮小化された実施方針策定(案)問題では、県民合意のない再編期限を設定し、しかも高校の入学基準も文科省が大学に求めている理念を唐突にもちだしていること、また財政的裏付けもないICT活用を、喫緊の課題のクーラーやトイレ、老朽化狭隘化する特別支援学校に先行していこうとする姿勢、また要望してきた少人数学級についてはモデル校での実施などいきなりな方針転換を批判しました。

さらに今後設置される旧通学区ごとの地域協議会には委員に産業界から「必ず」選出させるということも違和感があります。教育的な配慮や視点が感じられない。10月におこなわれたという知事主導の総合教育会議以降とんでもない方向に県の教育がすすめられようとしていることに警鐘を鳴らしました。

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6点目の種子法廃止問題については、これまで同法によって都道府県に位置つけられてきた、米、小麦、大豆などの主要農産物の種子の開発と維持する体制が、民間業者に移行させられるもので、この中にはモンサントなどの巨大多国籍企業アグリビジネスが含まれており、主食も含む主要な食糧の知的財産も投げ売りするものです。これについての県の対応を求めました。

モンサントについては、同社の除草剤ラウンドアップラウンドアップ耐性種子の開発で、これを農地に使えばいわゆる「マッチポンプ」の関係で種子も除草剤も莫大な利益を生み出している多国籍アグリビジネスの会社です。これが日本に入れば主食のコメも遺伝子組み換えに置き換わってしまうことは明らかです。

部長は影響は無いという始末。農水大臣も予算措置を維持することを国会で答弁していますが、交付税措置されていくとはいえ、法的根拠がなくなり、国会が付帯決議していてもこれはいわゆる「ガス抜き」にしかなりえません。知事も予算措置していくことを答弁しましたが、いつまで続くのか不透明です。

19分にもりだくさんの質問でしたが、どれも重要で必要な問題で取り上げてみました。