びぜん 光正 のあしあと 

長野県議会議員 日本共産党長野県議団 びぜん光正のブログ

農業分野の新技術を視察

f:id:biz-m:20180208144241j:image7、8日と農業における新技術が導入されている、千葉県と開発したつくば市の農研機構を視察しました。

先ず、千葉県横芝町の篠本新井地区の基盤整備事業(受益面積230㌶における地下水位制御システムフオアス(FOEAS)の取り組みを視察しました。

f:id:biz-m:20180208144326j:image同地区は昭和16から20年にかけて土地改良事業で10a区画規模の水田と農道整備しましたが、60年が過ぎ農家の高齢化と、機械の大型化への対応、また海に近いため地下水位が高く、台風等の大雨時は作業に支障を来してきた地域だったといいます。

今回大区画への区画整理とともに暗渠排水工事を行って、乾田化を行い、水稲単作であったのが、麦、大豆、そしてネギなどに転作できるようになりました。

f:id:biz-m:20180208144410j:imageそれぞれの作物に適した水位に制御でき、水稲での水管理の省力化と収量の増加に効果があるそうです。水田の地下に暗渠用パイプと支線パイプを埋め込んでいます。

8日には、ここにスマホから遠隔操作するシステムとして、ICTを使った田んぼ水管理システムを開発したつくば市の農研機構を視察しました。

f:id:biz-m:20180208144429j:image集落営農で、農地の集約化と大規模経営に有利な施設ですが、1枚2㌶の圃場は広すぎるため、篠本新井地区では1㌶ずつ分けているそうです。

千葉県などの非常に平坦で広大な農地では導入しやすいのでしょうが、(レーザー光線で水平出しを行い、トラクターで耕すといいます)長野県の農地では山あり谷ありで小規模家族農業では不向きかとも思いました。

しかし、水管理をスマホで行うことは、「10年後には農業のスタイルは全く変わっている」との研究開発者の話ですが、これほどまでに普及したスマホと、農業ハードのリンクされるのはそう遠くはないと思われました。

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水位管理システムFOEASと組み合わせると良いのでしょうが、水田の給排水(それぞれ12万円)は50aの水田であればペイできるとの話でした。が、小面積ではコスト高になりすから、ある程度の広さへの集積が必要となります。

それまでの圃場の整備が行われなければならず、高齢化が進み、後継者がいないと言われる中では相当な支援を行って行かなければ、導入には困難が伴うと思われました。