びぜん 光正 のあしあと 

前長野県議会議員 日本共産党 びぜん光正 のブログ

子どもたちのためになるのかこの高校再編・・議会一般質問にて

10日の議会一般質問。私の持ち時間は20分。このうち実に半分の10分をこの高校再編に割いた。
 私は当初日本や韓国とは対照的に、子どもたちに競争をあおるのではなく、一人一人の子どもにきめ細かな教育で、世界一となっているフィンランドの教育に学んでいくべきではないかという意味で質問を準備していた。
 今回の高校再編では定時制高校は四通学区に一校づつの多部制単位制高校に集約化される。このため現在23校あるものが当面は10校程度でいずれは4校になってしまう。長野県は山あり谷あり山国である。定時制高校に仕事をしながら通う生徒たちは通うことができなくなることもそうだが、こういった距離的な問題とともに、様々な理由で不登校不登校気味になっていた子どもたちが、「立ち上がろう」「やり直そう」として入学している人も多いと思う。その比率は50%から60%もいるのである。こうした生徒たちが通えなくなるような編成は許されない。(教育委員長は南木曽から松本筑摩に通えるのか?という私の質問には答えなかった)
 以前中卒が労働力の多くを担っていた頃とは違い、今は高校進学率98%、義務教育ではないという人がいるが、今や高校出ても大学出てもなかなか職がない、希望する職に就けないのである。先行きの展望の無さが(大人の責任だが)400万人とも言われるフリーターや或いはニートを生んでいる。希望でそうしていると言われる人もいるが、これらの若年労働者がいかに無権利な状態で働き、いとも簡単に首きりになっていることか。今こそ一人一人に生きていくための教育を行わなければならない。
定時制高校は入学希望者が増加し、しかもその中で不登校経験者は50〜60%、そして卒業者の進路は大学・短大や専修学校などの進学者も増加している。確かに中途退学者も出てはいるが、効率だけを追っていくべきではない。少人数できめ細かな対応、年齢の差を越えたクラスメート、教師の努力の中に成果がでてきていると思うのだが。これは上田高校の定時制の卒業式に出席した高村議員が伝えてくれた、その中で読まれた答辞にも現れていると思う(9日のブログに書いたが)。
 県教委の答弁は、あくまでも3月中に実施計画を作り、19年実施を頑なに変えない。3月5日の全県高校生集会でだされた意見も参考に、より柔軟な内容にしていくことを求めた。