びぜん 光正 のあしあと 

前長野県議会議員 日本共産党 びぜん光正 のブログ

助産師外来・院内助産所への期待・・佐久視察


山梨の木
 5日は、県小諸養護学校の分教室のある佐久穂町の佐久西小学校、佐久中学校を訪問。また佐久警察署で平成14年から稼動している子ども緊急通報システムの視察と、その後助産師外来と院内助産所の開設をめざす佐久市立浅間総合病院を視察した。
 助産師外来、院内助産所はこの間私たちが議会でも取り上げてきていることである。地域の産科医が減少して、子どもを産む場所がなくなっている。
 助産所では産科医が立ち会うのはいわゆるハイリスクの妊婦で通常の分娩には助産師が担当するものである。この間私たちは鹿児島など県外の施設も視察し、また厚労省も産科医師不足が深刻化する中、認めていることだと確認もしてきている。
 
 同病院は3人の産科医中一人は大学医局へ、残りの二人で当直、拘束をこなし3日に1日しか夜間が自由にならないという状況に。年間600件のお産に立会い、少しでも医師の労働をカバーしなければと、「もっと助産師のもっている力を発揮させよう」ということで助産師外来を開設(17年7月)し、院内助産所の開設を準備しているという。しかし、医師と助産師の業務分担上でのグレーゾーン(切開、縫合など)や現在10人いる助産師ではまだ足りないなどの問題もあるという。
また、妊婦と医師、助産師の信頼関係が成り立たなければできないことである。という言葉には重い意味があると思った。
家庭的な出産が求められている中でのあたたかな雰囲気のもとでのより人間的な出産。私も以前学生時代、助産師の学生のみなさんと交流する機会があったが、出産が産婆さんによって担われていたかつての時代から、医師が立会うより安全な出産を大病院で行うことが「出産」であり助産師の業務が医師の補助的な業務になっている感があった。国や県は医療の集約化をいうが、山間へき地の多い長野県で国の進める「集約医療」をそのまますすめるのは地域の実情に合っていないのではなかろうか。(写真は野辺山の樹齢250年という山梨の木)