びぜん 光正 のあしあと 

前長野県議会議員 日本共産党 びぜん光正 のブログ

高校再編にストップ・・・臨時県議会本会議

15日、臨時県会の高校再編についての各議案の採決が行われた。

 採決は14日の文教委員会で賛否同数で分かれ、委員長決済で不同意となった3件については、記名投票という形になった。
討論では、私たち県議団からは毛利県議が岡谷東と岡谷南の統合反対の立場で、また藤沢県議が大町北と大町の統合反対の立場で討論した。
いずれも地元の合意ができていない。準備に無理があったり、また岡谷では生徒不足ではなくむしろ増加傾向にあり、再編後のクラス数の削減によって受験生に混乱をきたす地域となるなどの理由で反対とした。
 また私たちの討論では、この4校だけでなく全体を通して、高校教育問題の論議を県民的におこしたことは全国的にもまれな取り組みを長野県ではおこなってきていること。高校生たちも自ら立ち上がって、自分達の高校のあり方を考える良い機会を与えてきているのに、それが住民合意を築けないような拙速なやり方でやってきていることに教育的な配慮を欠いていることなど問題点も指摘した。
 賛成討論では「やり方が悪いが、生徒数減少ではどこかが統合しなければならない」といいつつも自分の会派の議員が関係する高校については反対し、一方の関係の無い(と思われる)地域の再編には賛成するという説明のつかない議員もいた。あるいは「ごね徳やごね損は許されない」など現場の声や当事者の気持ちを踏みにじるような発言をする議員もいた。
 採決の結果
  中条ー犀峡  賛成14、反対42 否決。
  望月ー蓼科  賛成14、反対42 否決。
  飯田工ー長姫 賛成17、反対39 否決。となった。

 良い改革であっても地域や当事者の合意が得られないままで引きずっていけば、信頼関係を築くにも相当の時間が必要となるだろう。結局、地域に支えられる高校になるまでの時間的、心情的なロスは金銭には代えられないと思う。教育委員会にはこの結果をもって高校再編はより慎重に対処することと、特に議会に諮られないとされる、定時制高校の多部制・単位制への移行についても慎重に対処し、願わくば一度リセットすることを切望するものである。 
 

報告会
 本会議後、議会内に設けられた会場でこの間の取り組みへの支援された皆さんへの報告会を行った。以前「県教委は僕達の意見を聞こうとしてくれない。県議の皆さんは僕達に何をしてくれるのですか?」と集会を終えた高校生たちに問われたこの言葉がいつも脳裏をよぎってきた。「この声に応えなければ!」と4、5月と行った私たちの団会議で条例の改正に取り組むと決めた時のことなどが思い巡らされた。「希望をもってやればできるんだ」とあの高校生達にとどけたい。 6人となった共産党県議団の論戦力と、この問題に取り組む県民の皆さんの共同の力をもって、他会派の議員との共同にもつながりこの日を迎えたのだと思う。報告会に集まった皆さんとともに喜びあい、これからが本番であると気持ちを一つにした。