びぜん 光正 のあしあと 

前長野県議会議員 日本共産党 びぜん光正 のブログ

塩尻市長選告示、県立子ども病院公開シンポへ


小口出陣式
17日、塩尻市長選挙の告示日である。
党市委員会は先日、現職の小口利幸氏の支援を決定した。
 朝、柴田、鈴木両市議とともに、そして多くの塩尻市議のみなさんと出陣式に臨んだ。地元県議として激励の挨拶をさせていただいた。
 私は軽度の障害をもたれたお子さんが普通学級で友達と一緒に学び遊びたいということで、市長にそのための教員の加配をお願いした時に、市長は子ども達のために快くすぐに対応してくださり、ご一緒した保護者とともに市長室で涙したエピソードを紹介した。
 

首長・議員
 福祉・医療が改悪される中、今回、市内の医療福祉団体が行った公開質問状でも、対立候補は医療・福祉政策では「憲法25条を守ります」と小泉総理でもこの程度のことは言って、今日の福祉医療の後退が引き起こされていることを紹介。きめ細かな医療福祉政策ももつ小口氏への支援を訴えた。近隣町村の首長さんたちも多数出席され、多くの支援者達が集まっており盛大な出陣式であった。

 一方の対抗者の出陣式では、県知事が替わったことから、ことさら「村井県政との太いパイプを」強調され特に寄せられたメッセージには長野市選出の自民党県議のものや、あるいは前松本市長などの「共産党の支援をうけている小口ではダメだ」というような遣い古された「反共もの」まで紹介され、県政後戻り勢力のドス黒いものがひしひしと感じられるものであったそうである。こんな非民主的な勢力に市政を任せてはならない。

 その後招待された、町区の敬老会へ。ここではご長寿を祝うことばとともに、医療福祉が国制度で削られる中で、医師不足への対応を県におこなわせてきていること、そして塩尻市では、不況が長引く中、国保への加入者が急増し、その財政が逼迫する中、国の圧力にもめげずに、国保税の上げ幅を最小限にするために市一般会計から国保会計への繰り入れを9000万円もしてきていることを市長の決断でおこなってきていることなど紹介させていただく。
 

 午後は今後の診療方針が課題になっている、県立子ども病院の公開シンポジウムに出席した。
 24時間365日の小児救急医療を展開するということで、これまでの高度専門医療への影響が懸念されるということで2月県議会から問題となってきていることである。
 シンポは第一部で「病院ボランティアを考えるー日本・カナダの現状と課題」ということであったが、私は参加できなかった。特別講演ではカナダ・トロント小児病院ボランティアセンターディレクターのアン・ブレーキーハートさんによる「こども病院と地域ボランティアの役割」と題した講演。
 その後、「みんなで考えよう。−子ども病院の将来構想」と題して、宮坂院長ほか病院幹部による、診療方針、経営状況、サービスの考え方などの報告がなされ、全体の討論となった。
 患者家族の方からは、診療方針が小児総合診療に新たに重きをおき、従来からの高度専門医療をより補完充実させて、おろそかにするようなものではないことに、これまでの患者の診療を守って新たなステップに向うことに安心し「これからも応援します」との声も出るようになったことは前進である。
しかし、県医師会長や、松本市医師会長が発言した、「近隣の開業医や病院などとの連携をしっかりとってから始めよ。」とか「小児救急医療では松本地域は輪番制が動き出しているのだから、この中に子ども病院も入って、週一回程度行うべきだ」とかの棲み分けをして患者の取り合いに危惧を抱いている感の発言もあった。
 長野県は新生児死亡率は子ども病院の発足で格段に低くなり、その一方では1から15歳児死亡率は逆に全国よりも悪くなっている点からも、24時間365日の救急対応がいつでも安心してかかれるという点は譲れないという院長の言葉と対立していた。
 
 私は前回5月に伺ったおり院長とお話させていただいたが、小児総合診療を行う医師を増やすというが、この医師の養成やまた、これにトライしてみたい若手医師をどうやって確保するのかが気になっているのである。
 波田病院の医師はこの点、診療報酬点数が低く、仕事がハードな小児科医はなり手がいない、まして小児救急医療を担当する人材が得られるのか指摘されていた。
 さらにはこの病院でお子さんが亡くなられた保護者の方からは、子ども病院の中に子どもをずっといさせたことが本人のために果たして良かったのか、もっと出口を広げて欲しい、子ども病院に任せておけば安心、安全という考え方が危険。病院、行政、地域、開業医、コメディカルスタッフが連携する力を培っていく中心に子ども病院が担って欲しいとはとても重たい言葉であったし、これも国の医療制度の盲点というか弱点なのだと思い、こういった医療改革が求められているのだと思った。
 今回のシンポでは院内の医師たちは診療方針について初めて院長から聞くことだと発言されており、まだまだ時間はかかるが、地域としっかりと連携もするし、より開かれた小児総合病院に生まれ変わることを期待したい。
 
 私たち議会社会衛生委員会はこれらを実践している東京の成育医療センター(私は5月視察した)を委員会として視察することを来月予定している。